レベル5 (小学5年生)

「版」の読み方・書き順

音読みハン
訓読み-
表外読みいた、ふだ
画数8画
部首かたへん
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『版』がつく熟語

異版いはん

同じ内容の書物でありながら、出版の時期や場所が異なり、装丁や文字に違いがあるもの。文献学において、本文の変遷を研究するための対象。

芋版いもばん

サツマイモなどの断面を削って印面を作り、スタンプとして楽しむ遊び。手作り感溢れる素朴な年賀状や絵手紙に用いられる。

印版いんばん

印刷に用いる版。また、印鑑やハンコのこと。文字や紋章を正確に写し取るための道具であり、証明や複製に不可欠なものである。

雲版うんぱん

禅寺などで、食事や行事の合図に打ち鳴らす雲の形をした青銅製の板。静かな境内に響き渡る、厳かな金属音の称。読みはうんばん。

鉛版えんばん

紙型に溶かした鉛合金を流し込んで作った印刷版。活版印刷の複製版として、かつて新聞や雑誌の大量印刷を支えた技術的な道具。

凹版おうはん

文字や画像の部分が、表面よりも低く凹んでいる印刷版。グラビア印刷やエッチングが代表例。繊細な濃淡の表現に適した技法。

下版げはん

印刷の準備が整い、原稿を印刷現場へ引き渡すこと。校了を終え、いよいよ本番の刷りに移る、編集作業の最終段階を指す言葉。

解版かいはん

使い終わった活字の版をバラバラにして、元の棚に戻すこと。次の印刷準備のために必要な、活版印刷特有の作業工程を指す言葉。

改版かいはん

書籍の印刷に使う版を、内容の修正やデザインの変更のために新しく作り直すこと。読者に最新の情報を提供するための出版上の工程。

開版かいはん

書物を出版するために、版木を彫り上げること。また、新しく印刷物を世に出すこと。知識や文化を広く普及させるための重要な出版活動。

活版かっぱん

鉛などで作った活字を組み合わせて版を作る印刷術。活字による明瞭な刷り上がりが特徴で、近代の出版文化の発展を支えた基礎。

瓦版かわらばん

江戸時代、大きな事件を速報するために作られた、粘土を焼いた版で刷った印刷物。現代の新聞の先駆けとなった、庶民の情報源。

官版かんぱん

江戸時代、幕府や各藩などの公的機関が発行した本。私的な出版物に比べて信頼性が高く、学問や法令の普及に用いられた書物。

偽版ぎはん

無許可で他人の著作物を印刷した偽物の本。海賊版。版元の利益を侵害する不当な行為であり、かつて大きな社会問題となった。

旧版きゅうはん

以前に発行された版。改訂される前の古い内容の本。歴史的な資料価値を持つ場合もあるが、通常は最新の情報に取って代わられる。

局版きょくばん

政府の部局や特定の公的機関が発行した印刷物。公文書や公式な記録を正確に伝えるために作成された、権威ある本のことである。

金版かなばん

金属で作られた印刷版。特に、金箔を押し当てるための型や、耐久性の高い金属板を用いた版のこと。豪華な装丁に用いられる。

元版げんぱん

増刷や改訂の元となった最初の版。また、特定の全集や叢書が基づいている底本。学術的な研究において最も重視される版のこと。

原版げんぱん

複製や印刷の元となる版。写真のネガや、レコードのマスター盤など。劣化のない情報を保持する、価値あるオリジナルの記録体。

古版こはん

古い時代に印刷された本。特に、江戸時代以前の貴重な和本や、活字印刷の初期の成果物を指す。書誌学的に高い価値を持つ。

後版あとはん

印刷において、以前の版を改めた後の新しい版。また、夕刊など一日のうちで後に発行される版。最新の情報を反映した刊行。

孔版こうはん

版に小さな穴をあけ、そこからインクを通過させて印刷する技法。シルクスクリーンやガリ版印刷などが代表的で、独特な質感が特徴。

降版こうはん

新聞などの編集において、締め切り時間を過ぎて版が完成し、印刷機に送られること。報道の現場での緊迫した締めを指す言葉。

再版さいはん

一度発行した本の在庫がなくなった際、同じ版で再び印刷すること。また、内容に修正を加えて新しく出し直すこと。重版と同じ。

刷版さっぱん

印刷に用いる版。特にオフセット印刷などで、文字や画像を焼き付けた金属板のこと。情報を紙に転写するための中心的な道具。

私版しはん

公的機関ではなく、個人や民間の団体が自費で発行した本。限られた範囲での配布を目的としたり、独自の主張をまとめたりする。

種版たねばん

印刷の元となる版。特に、写真製版や電鋳などの工程を経て作られる、増刷のための複製用プレート。品質の維持に重要な役割を担う。

重版じゅうはん

売れ行きが良く、同じ版を用いて追加で印刷すること。増刷。読者の支持が高いことを示す、著者や出版社にとって喜ばしい事態。

縮版しゅくはん

元の版を小さくして印刷すること。また、その本。縮刷版のように、厚手の新聞などを一冊にまとめた、持ち運びに便利な形式。

出版しゅっぱん

著作物を印刷して世に広めること。書籍や雑誌を企画し、製作、販売する一連の活動。知識や文化を共有するための社会的な営み。

初版しょはん

ある著作物が、最初に発行された時の版。コレクションにおいて価値が高く、その本の原点となる姿を留めている貴重な一冊のこと。

飾版しょくはん

装飾を施した版。また、建物の壁や調度品に取り付ける飾り板のこと。見た目の美しさを高めるために工夫された、意匠性の高い板。

新版しんぱん

以前の版を改めたり、新しい内容を追加したりして新しく出版された本。最新の情報やデザインが反映された刊行物の新しい形態。

図版ずはん

本や雑誌に掲載される、図、表、写真、イラストなどの総称。視覚的な説明を加え、理解を深めるために配置されるグラフィック。

整版せいはん

一枚の板に文字や絵を彫り込んだ版。木版。ページ全体を一度に刷ることができ、江戸時代の出版の主流となった形式を指す。

製版せいはん

印刷の版を作る工程。原稿や写真から、印刷機にかけられる金属板や樹脂板を作成する技術。デジタル化により劇的に進化した。

石版せきばん

緻密な石灰岩の平らな面を用いた印刷技法。リトグラフ。水と油の反発を利用し、繊細な描写が可能。近代のポスターや挿絵に多用。

絶版ぜっぱん

本の増刷をやめること。また、その本。出版社が将来にわたって印刷・販売を継続しない決定を下した状態であり、入手困難となることが多い。

組版くみはん

印刷のために、活字や写真、図版などを指定の通りに配置して版を作ること。レイアウトを具現化する、専門的な技術と工程。

宋版そうはん

中国の宋代に印刷された本。また、その様式。木版印刷技術が発展した時代の産物であり、書誌学的に極めて高い価値を持つ貴重な書物。

早版はやばん

新聞や雑誌などで、締め切りを早めて印刷される地方向けの版。遠隔地への輸送時間を考慮し、最新の情報を一部削って製作されるもの。

蔵版ぞうはん

著作権や版木を所有していること。また、その版。特定の機関や個人が出版の権利を保持し、自らの責任において刊行を行うことを指す。

町版まちはん

江戸時代、民間の本屋が発行した出版物。官許の出版物に対し、娯楽本や実用書などが広く流通し、庶民文化の発展に大きく貢献した。

勅版ちょくはん

天皇の命令によって印刷・発行された本。平安時代以降、経典や学術書などが国家事業として刊行されたもので、精巧な作りが特徴である。

土版どばん

粘土を板状にして焼き上げたもの。縄文時代の遺跡から発見される文様が施された土製品。呪術的・宗教的な目的で用いられたとされる。

銅版どうばん

銅の板。また、それを用いた印刷版。銅版画(エッチングや彫版)の原版として、繊細な描線を表現するために利用される。

凸版とっぱん

文字や画像の部分が、表面よりも高くなっている印刷版。活版印刷が代表例。インクを載せて直接押し当てる、力強い刷り上がりが特徴。

版位はんい

印刷の版において、文字や図画が配置される正確な位置。また、写本や版本の系統を研究する際の、特定の版が占める学術的な場所。

版屋はんや

印刷や出版を業とする店。版元。文字や絵を彫った版木を用いて本を作成し、世に広める役割を担った、江戸時代の情報発信の拠点。

版下はんした

印刷工程において、写真製版を行うための元となる原稿。文字や図版を正確な位置に貼り込み、刷り上がりの最終的な形を決める。

版画はんが

木、石、金属などの版に彫刻を施し、インクを載せて紙に刷った絵。複製芸術としての魅力と、独特の質感が楽しめる芸術作品。

版金ばんきん

印刷用の金属板。または、金属を薄く延ばした板のこと。彫版や精密な加工に適し、工業や工芸で広く利用される材料の称。

版権はんけん

著作物を出版したり販売したりする独占的な権利。著作権の旧称。著作者や出版社の利益を保護するための法律上の根拠となる制度。

版元はんもと

出版を企画し、本を発行する人や組織。出版社。江戸時代には、著者と共に作品を世に送り出し、流通まで担った情報の発信源。

版行はんこう

木版などで文字を彫り、本を印刷して発行すること。出版。江戸時代以前の伝統的な印刷技法により、知恵や物語を世に広める活動。

版式はんしき

印刷において、版の形状や印刷方法の種類。凸版、凹版、平版、孔版など、インクを紙に転写するための物理的な仕組みのこと。

版心はんしん

和装本の見開きの中央部分。折り目となる場所。書名や巻数、ページ数などが記され、本の構成を把握するための重要な情報の場所。

版図はんと

一国の領土。また、勢力の及ぶ範囲。地図に記された国家の版図を広げることは、権力者の野心を象徴する言葉として用いられる。

版籍はんせき

版図(土地)と戸籍(人民)。国家を統治するために不可欠な、領土と国民の記録。「版籍奉還」のように、統治権の象徴。

版築はんちく

土を枠に入れ、杵などで突き固めて強固な壁や土台を作る古代の工法。奈良の寺院の塀などに今も残り、驚くべき耐久性を誇る。

版本はんぽん

版木を用いて印刷された本。写本に対し、一度に多くの部数を作成できるため、知識の普及と文化の発展に大きく貢献した書物。

版面はんづら

印刷物の各ページにおいて、実際に文字や図版が印刷される範囲。余白を除いた有効な誌面部分であり、デザインの基本となる。

版木はんぎ

木版印刷に用いる、文字や絵を彫った木の板。サクラなどの硬い木が使われ、江戸時代の浮世絵や本の出版を支えた伝統的道具。

平版へいはん

版に凹凸をつけず、水と油の反発を利用して印刷する技法。オフセット印刷などが代表例。写真やイラストを鮮明に再現できる現代の主流。

墨版すみはん

墨一色で印刷された版。また、多色刷りにおいて黒い部分を担う版。水墨画のような深い陰影を表現するための、基礎となる版。

網版あみはん

写真の濃淡を細かい点の集合として表現する印刷用の原版。網点を用いることで、インクの量を変えずに階調を表現する技術の名称。

木版もくはん

木の板に文字や絵を彫り、インクを載せて刷る印刷技法。江戸時代の浮世絵や版本を支えた伝統技術。職人の手仕事による独特の風合い。

和版わはん

日本国内で彫られた版木による印刷物。また、日本独自の製本形式。江戸時代の古書や浮世絵などの伝統的な刊行物のこと。

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『版』がつく四字熟語

版籍奉還はんせきほうかん

『版』がつくことわざ・慣用句・故事成語

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