| 音読み | ヨウ |
|---|---|
| 訓読み | こし |
| 表外読み | - |
| 画数 | 13画 |
| 部首 | にくづき |
一腰ひとこし
一振りの刀。また腰に差した一本の刀を数える言葉。武士の魂とも言える大切な武具を、敬意を込めて、あるいは実務的に特定する際の数え方。
引腰ひきごし
腰の筋肉が引きつって痛むこと。また、ぎっくり腰の別称。急な動作などで腰部に強い衝撃が加わり、歩行が困難になるほどの激痛を伴う身体症状。
丸腰まるごし
刀や武器を身につけていない、素手の状態のこと。転じて、何の準備も後ろ盾もなく、無防備で物事に立ち向かう様子。日常の無構えな姿勢。
強腰つよごし
しっかりとした、強い腰つきのこと。転じて、物事に対して一歩も引かない強気な態度や方針。交渉や議論において、強気で臨む様子を言う。
襟腰えりこし
和服の襟の部分で、首の後ろに当たる、少し高くなっている箇所。着物の形を整え、首筋を美しく見せるための構造的な特徴である。
袴腰はかまごし
和服の袴の、腰のあたり。またはその部分の仕立て。形がしっかりと保たれ、着姿の美しさを決定づける重要な部位を指す言葉である。
御腰おこし
高貴な人の腰を敬って言う言葉。また、和服の腰の部分や、そこに巻く紐などを指す。着付けや所作において礼儀を重んじる際の特殊な表現。
腰衣こしごろも
腰から下にまとう衣服。袴やスカートの類。また、古代の儀式で腰に巻いた装飾的な布のこと。活動的な身なりを構成する衣類の一部。
腰桶こしおけ
漆塗りの丸い桶に蓋がついた、古風な食器。祝儀の席や貴人の食事を運ぶ際に用いられた、日本の伝統的な盛り付け容器の一種を指す言葉。
腰垣こしがき
建物の外壁の下部に、装飾や保護のために設けられた低い垣。または人の腰ほどの高さの竹垣。視線を遮りつつ圧迫感を与えない機能的な囲い。
腰郭こしぐるわ
城郭の主要な部分の腰(周囲の下方)に一段低く設けられた曲輪(くるわ)。防御力を高めるために配置された、中世の城郭建築の一部。
腰貫こしぬき
建築において、柱と柱を繋ぐために腰の高さあたりに通される横木。建物の構造的な強度を高め、歪みを防ぐ役割を果たす、伝統的な日本建築の部材。
腰間ようかん
腰のあたり、または腰のまわり。衣服を腰に巻く位置や、刀を腰に差している状態などを指す際に用いられる、文章語的な硬い表現。
腰祈こしいのり
腰を低くかがめて熱心に祈ること。神仏に対し、自らの身を低くして最大限の敬意と誠実さを表す、謙虚な祈りの様を指す。
腰技こしわざ
腰の強さを活かした投げ方や、腰を支点とする攻撃方法。柔道や相撲において下半身の安定とバネを駆使する高度な技術。勝負を決める一撃。
腰強こしづよ
腰が強く、頑丈であること。また、相撲や柔道などで、足腰の粘りが強い様子。転じて、困難に直面しても屈しない、粘り強い精神の形容。
腰元こしもと
高貴な女性の身近に仕えて、身の回りの世話をする侍女のこと。江戸時代の大奥や大名家などで、日常的な奉仕や取次を担った女性の職名。
腰鼓くれつづみ
腰の部分が細くくびれた太鼓の一種。古代、大陸から伝わったとされ、雅楽などの合奏に用いられる。独特の深い響きを持つ、日本の伝統楽器。
腰綱こしづな
和服の着こなしにおいて、腰の部分を固定するために締める細い紐。帯の下に隠れるように締め、着崩れを防ぐための、見えないが重要な実用具。
腰高こしだか
腰の位置が高いこと。また、衣服の帯などを高い位置で締めること。さらに、態度が傲慢で相手を見下している様子を批判的に言う際にも使う。
腰黒こしぐろ
腰のあたりが黒いこと。また、そのような動物。特に、特定の毛並みを持つ馬や牛、あるいは背中から腰にかけて黒い斑点がある種類。
腰骨こしぼね
骨盤の一部、あるいは腰を支える骨の総称。身体の軸となる重要な部位。転じて、物事の根幹や、困難に立ち向かうための強い意志の例え。
腰細こしぼそ
腰の部分が非常に細いこと。また、そのように見える衣服の仕立て。さらに、腰のくびれたハチの仲間を指すこともある。繊細な造形を指す語。
腰桟こしざん
扉や窓の建具において、腰の高さあたりに水平に取り付けられた横木(桟)のこと。建具の強度を高め、意匠的なアクセントとしての役割も果たす。
腰斬ようざん
胴体を腰のあたりで真っ二つに切ること。かつての残酷な刑罰の一種。また、物事を中途で断絶することの例え。衝撃的で非常に重々しい言葉である。
腰車こしぐるま
牛車の屋根の後部が、前部よりも低くなっている形式。平安時代の貴族が用いた乗り物の一つ。独特の形状が優雅さを演出する伝統具。
腰弱しよわ
腰の粘りが弱く、踏ん張りが利かないこと。転じて、物事に対する決断力や持続力が欠けている様子。すぐに諦めてしまう性格や状態を指す。
腰取こしとり
和服の着付けにおいて、腰の部分を整え、帯の下で着丈を調節すること。また、その際に用いる紐や技術。着姿を美しく保つための重要な工程。
腰裳こしも
腰にまとう衣服。袴やスカートのような形状の衣。古代の日本やアジア各地で見られた伝統的な装束の一種であり、身分や儀式を象徴する。
腰丈こしたけ
衣服の丈が、腰のあたりまでの長さであること。また、その衣服。短めで動きやすい形状を指し、作業着や活動的な装いを説明する言葉。
腰石こしいし
壁の腰(下部)に並べて据えた石。泥跳ねを防ぎつつ建物を装飾する役割を持つ。また、庭において座るのに適した高さの平らな石。
腰扇こしおうぎ
携帯のために帯に差した扇子のこと。実用として涼をとるだけでなく、武士や貴族のたしなみ、装飾の一部としての役割も大きかった。
腰銭こしぜに
腰に付けて持ち歩く小銭のこと。旅先や外出時のちょっとした支払いに備えて、帯の間などに挟んでおく端金。日常生活に密着した、わずかな金。
腰窓こしまど
壁の腰(下部)の部分に設けられた小さな窓。採光や換気を目的とし、室内の低い位置から外の景色を眺めるための、情緒ある建築上の意匠。
腰帯こしおび
腰に巻く帯のこと。衣服の着崩れを防ぐためや、装飾として腰の部分に締める細長い布。和服や袴、特定の制服などで重要な役割を果たす。
腰椎ようつい
背骨のうち腰の部分を構成する五つの骨。上半身の重さを支える重要な役割を果たしており、大きな負荷がかかりやすく疾患の原因にもなりやすい。
腰痛ようつう
腰のあたりに感じる痛み。姿勢の悪さや重い物を持ったこと、あるいは疾患が原因で起こる。現代人の多くが経験する、不快な自覚症状。
腰湯こしゆ
腰から下だけをお湯に浸けて温める入浴法。心臓への負担が少なく、下半身の血行を促進して冷え性や疲労を改善する、健康に良い入浴スタイル。
腰縄こしなわ
腰に巻く縄のこと。また、江戸時代に罪人を捕らえて引くために用いた捕縄。さらに、登山や作業で安全を確保するための命綱のことを指す。
腰白こしじろ
腰の部分が白いこと。また、その特徴を持つ動物や鳥。特に、腰の羽毛が白いツバメやウグイスなどの特定の種を指す。
腰板こしいた
壁の下部に張られた板。汚れや損傷を防ぐ実用的な目的のほか、室内の装飾としても機能する。和風建築の内装を整える伝統的な部材。
腰紐こしひも
和服を着用する際、着崩れを防ぐために腰のあたりで締める細い紐。帯の下に隠れる見えない部分だが、着姿の美しさと安定を支える不可欠な具。
腰部ようぶ
腰のあたり。解剖学的には脊椎の下部から骨盤にかけての領域。身体の動作の要であり、痛みや疲労が溜まりやすい、健康管理上の重要な場所。
腰物こしもの
刀のこと。武士が腰に差して携帯する武器の総称。また、腰に付けて持ち歩く身の回りの品々。武家の誇りや日常の装備を象徴する言葉。
腰文こしぶみ
一般的には使われない。和歌などの下半分、あるいは建物の腰壁部分に記された文字などを指す可能性があるが、明確な定義は空白とする。
腰弁こしべん
腰に弁当を下げて出勤する人。転じて、低賃金で働く平凡な勤め人を指す言葉。かつて、自分で昼食を持参して勤めるありさまを揶揄して使われた。
腰蓑こしみの
腰に巻く雨具、あるいは作業着。茅や稲藁を編んで作り、農作業や漁の際に服が濡れたり汚れたりするのを防ぐ、日本の伝統的な実用品である。
腰輿たごし
人が手で担いで運ぶ乗り物の一種。腰の高さで支えて運ぶことからこう呼ばれる。江戸時代などに身分の高い人が近距離の移動に用いた伝統的な具。
細腰さいよう
細く引き締まった腰のこと。美人の条件として古くから称えられた身体的特徴。また、その優雅な立ち振る舞いやシルエットを称賛する言葉。
山腰さんよう
山の腰。山の中腹あたりの斜面。頂上と麓の間に位置し、なだらかな広がりを持つ地形。登山や林業において、一つの目安となる場所のこと。
弱腰よわごし
意志が弱く、相手に対して強気に出られない態度。妥協したり、すぐに譲歩したりする様子。自信のなさや、対立を避ける消極的な姿勢の形容。
小腰こごし
腰を少しだけ屈める姿勢。丁寧な挨拶をしたり、相手を敬ったりする際に、へりくだった態度を示す動作。また、物腰の柔らかい様子をいう。
尻腰しっこし
尻と腰のあたり。また、姿勢や態度のこと。特に、一歩も引かない強気な様子や、逆に落ち着きのない立ち居振る舞いを形容する言葉。
据腰すえごし
腰を低く落として、しっかりと構える姿勢のこと。また、特定の動作において腰を据える様子。物事に動じない覚悟や安定した動作を指す言葉。
接腰せひえ
腰のあたりが冷えること。また、そのための防寒具。特に、冬の寒い時期に下半身を温めるために用いられる、伝統的な衣類や腹巻などのこと。
摂腰せひえ
背中から腰にかけての筋肉を引き締め、姿勢を正すこと。また、特定の動作において腰を据える様子。身体の安定を保つための意識的な調整を指す語。
前腰まえごし
腰を少し前に出した構え。また、物事に対して積極的に取り組もうとする意欲的な姿勢。前向きな気持ちが、身体の動きとして現れている様子。
楚腰そよう
柳のように細くしなやかな腰。中国の楚の霊王が細い腰の女性を好んだ故事に由来する、美しい女性のスタイルの形容である。
足腰あしこし
一定の時間を置いて、物事が起こったり止まったりを繰り返すこと。周期的に中断を挟みながら継続する、間歇泉などの現象。
大腰おおごし
和服の袴の腰の部分を高く仕立てること。また、相撲の決まり手の一つで、相手の腰を抱え、自分の腰に乗せて大きく投げる技のことを指す。
中腰ちゅうごし
腰を半分ほどかがめた姿勢。完全に座ることも直立することもしない、不安定ながらもすぐに動ける中間的な体勢。作業時や緊張した場面での姿勢。
逃腰にげごし
その場から逃げ出そうとするような、落ち着かない態度。責任を回避したり、不利な状況から立ち去ろうとしたりする様子を批判的に言う語。
二腰ふたこし
二振りの刀。武士が常に腰に帯びている大小の刀のペア。武士の身分や魂を象徴する装備であり、厳粛な立ち振る舞いに欠かせない道具である。
俵腰たわらごし
俵のように太く、がっしりした腰。また、重い荷物を支えるための頑丈な体格。安定感があり、力仕事に適した頼もしい身体の形容。
払腰はらいごし
柔道や相撲の技の一つ。腰を支点にして相手を払い飛ばす投げ技。鋭い踏み込みと力強い腰の回転を駆使する、ダイナミックで華麗な技術。
物腰ものごし
言葉遣いや立ち居振る舞いに現れる、その人の雰囲気や態度。穏やかで洗練された様子を「柔らかい」と言い、人柄を表す重要な要素となる。
蜂腰ほうよう
蜂のように腰が細くくびれていること。美人の条件とされる身体的特徴。また、文章の中だるみを批判したり、特定の建築様式を指したりする。
本腰ほんごし
本気になって物事に取り組むこと。冗談や一時的な思いつきではなく、全力を注いで目的を達成しようとする、真剣で腰の据わった態度の形容。
無腰むごし
刀を差していないこと。丸腰。転じて、武器を持たず、無防備な状態で相手に接すること。敵意がないことを示したり、油断を戒めたりする語。
柳腰やなぎごし
柳のようにしなやかで細い腰。女性の優雅で美しい立ち姿を称える言葉。風に揺れる枝のような、たおやかな魅力を表現する形容。
裏腰うらごし
柔道などの技の一つで、相手の背後に回り込み、腰を使って相手を後ろ向きに投げ飛ばす技。また、裏から腰を支えることの意。
立腰たちごし
腰を真っ直ぐに立てて、姿勢を正して座ること。心身の安定を図り、集中力を高めるための基本的な姿勢。教育や修行の場で重視される作法。
両腰りょうごし
両方の腰。左右の腰のライン。また、二振りの刀を腰に帯びていること。武士の正装や、身体のバランスを説明する際に用いられる言葉である。
諸腰もろごし
左右の腰の両方のこと。また、両手に武器を持つこと。さらに、相撲の技や格闘において、腰を深く落として相手に対峙する力強い構えを指す。
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