レベル7 (中学生)

「倒」の読み方・書き順

音読みトウ
訓読みたお(れる)、たお(す)
表外読みさかさま
画数10画
部首にんべん
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『倒』がつく熟語

圧倒あっとう

相手よりも遥かに優れた力を見せつけ、屈服させること。勢いがあまりにも強く、周囲をひれ伏せさせ、自分のペースに巻き込む様。

官倒くあんたお

1980年代の中国で、政府幹部やその親族が地位を利用して物資を安く買い占め、高値で転売して不正利益を得た汚職行為。経済の混乱を招いた。

既倒きとう

すすでに倒れていること。また、過去に敗北した前例。転じて、先行する議論や他人の失敗など、あらかじめ存在している事象を指すこともある言葉。

驚倒きょうとう

ひっくり返るほど、驚くこと。あまりの衝撃や意外性に、腰を抜かさんばかりの驚きを示す様子。冗談のようなとんでもない話を聞いた際に用いる。

傾倒けいとう

ある特定の物事や人物に対して、深く心を寄せ、夢中になること。心酔し、すべてを捧げるような強い執着や尊敬の念を指す言葉。全力で支持する様子。

昏倒こんとう

急に意識を失って倒れること。脳貧血や強い衝撃などが原因で起こる。一時的な意識消失から重篤な疾患の前触れまで、警戒を要する状態。

四倒しとう

前後左右、あらゆる方向に転び倒れること。極めて大きな衝撃や混乱のために、収拾がつかなくなった状態。徹底的に打ちのめされたさま。

絶倒ぜっとう

抱腹絶倒のこと。あまりの面白さに、お腹を抱えて倒れるほど大笑いすること。理性を失うほどの愉快な体験を表現する際の上位の褒め言葉。

卒倒そっとう

脳の血流が一時的に不足し、意識を失って急に倒れること。強い衝撃や極度の疲労、精神的なショックなどが原因で引き起こされる症状。

打倒だとう

相手を打ち負かして倒すこと。既存の権力や体制、あるいは強力なライバルを屈服させ、その地位から引きずり下ろして勝利することを強く示す。

顛倒てんとう

上下や前後が逆さまになること。また、動転して正常な判断を失うこと。物事の順序が狂い、混乱している状態を指す。

倒影とうえい

水面や鏡などに物の姿が逆さまに映っていること。池のほとりの木々が水面に映り込むような、静かで美しい情景を表現する言葉である。

倒壊とうかい

建物や高い構造物が、地震や風圧によって支えを失い、横倒しになって壊れること。垂直に立っていたものが、衝撃で崩れ落ちる様子。

倒閣とうかく

現在の政権(内閣)を崩壊させ、辞職や解散に追い込むこと。野党や批判勢力が、政治的な目的を達成するために行う組織的な運動のこと。

倒句とうく

語順を通常とは逆にした句。倒置法を用いた表現。文末に来るべき言葉をあえて最初に出すことで、印象を強めたりリズムを強調したりする詩的技法。

倒懸とうけん

逆さまに吊るされること。転じて、極めて苦しい境遇にあること。特に仏教では、餓鬼道などに落ちた者の苦しみを救う盆行事の由来とされる。

倒語とうご

言葉の順序を逆にしたもの、あるいは逆の意味の言葉。業界用語などの隠語として使われる手法。また、倒置法などのレトリックを指す語。

倒錯とうさく

本来あるべき順序や関係、価値観などが逆転していること。性的な対象が通常とは異なる状態を指すほか、社会的な規範が崩れた様子を指す。

倒産とうさん

負債が増えて経済的に行き詰まり、事業の継続ができなくなること。不渡りを出したり、裁判所に破産を申し立てたりして、企業が消滅する状態。

倒叙とうじょ

結末を先に述べ、後から原因や経緯を説明する文章の構成法。ミステリー小説などで読者の関心を引くために用いられる。時間の逆転の技法。

倒置とうち

言葉や物事の順序を通常とは逆に入れ替えること。文章の強調やリズムを整えるために語順を変える技法や、上下が逆さまになる状態をいう。

倒竹とうちく

風雨や雪の重みなどで、竹が地面に倒れ伏すこと。また、その様子。竹林の荒廃や自然の厳しさを象徴する風景。再生への試練を意味する語。

倒潰とうかい

建物が倒れて崩れること。外部からの衝撃や地盤の緩み、老朽化などにより、直立していた構造物が横倒しになり、破壊される現象を指す言葉。

倒伏とうふく

草や作物が風雨などのために地面に倒れること。収穫直前の田畑で起こると甚大な被害となる。自然の脅威にさらされた植物の無残な姿。

倒幕とうばく

江戸幕府の権威を否定し、武力や政治的な手段で滅ぼそうとすること。幕末の志士たちが掲げたスローガン。新しい時代の幕開けへの原動力。

倒木さかぎ

倒れた木のこと。特に、根こそぎ倒れた樹木を指す。台風や雪害による自然の猛威を象徴する光景であり、山の再生においては新しい生命の糧となる。

倒立とうりつ

手をついて、足を垂直に上げる姿勢。逆立ち。身体のバランス感覚や筋力を要する運動。視点を変えて世の中を見る例えにも使われる動作。

豆倒まめだおし

豆の重みで、苗や茎が倒れてしまうこと。また、その収穫の時期。豊作の喜びと同時に、作業の苦労を物語る農家特有の言葉である。

罵倒ばとう

相手を激しい言葉で罵り、圧倒すること。論理ではなく、勢いと厳しい𠮟責によって相手を屈服させる行為。強い拒絶や非難の意思表示。

風倒ふうとう

強い風によって樹木が根こそぎ倒されること。台風や発達した低気圧の影響で、森林や街路樹が甚大な被害を受ける現象。自然の猛威を象徴する言葉。

没倒もっとう

ある一つの物事に心を奪われ、他を顧みずに深く集中すること。現代では「没頭」と書くのが一般的だが、精神を極限まで注ぎ込む状態を表す。

面倒めんどう

手間がかかったり、解決が難しかったりして気が進まないこと。また、他人の世話をすること。「面倒を見る」のように、責任を持って対応する意。

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『倒』がつく四字熟語

回山倒海かいざんとうかい

冠履転倒かんりてんとう

冠履倒易かんりとうえき

山簡倒載さんかんとうさい

七転八倒しちてんばっとう

主客転倒しゅかくてんとう

転倒黒白てんとうこくびゃく

倒懸之急とうけんのきゅう

倒行逆施とうこうぎゃくし

倒載干戈とうさいかんか

倒置干戈とうちかんか

東扶西倒とうふせいとう

捧腹絶倒ほうふくぜっとう

本末転倒ほんまつてんとう

柳眉倒豎りゅうびとうじゅ

『倒』がつくことわざ・慣用句・故事成語

一辺倒いっぺんとう

狂瀾を既倒に廻らすきょうらんをきとうにめぐらす

孔子の倒れくじのたおれ

甲張り強くして家押し倒すこうばりつよくしていえおしたおす

才子、才に倒れるさいし、さいにたおれる

食うに倒れず病むに倒れるくうにたおれずやむにたおれる

大廈の倒れんとするは一木の支うる所に非ずたいかのたおれんとするはいちぼくのささうるところにあらず

独楽の舞い倒れこまのまいだおれ

恋の山には孔子の倒れこいのやまにはくじのたおれ

贔屓の引き倒しひいきのひきたおし

京の着倒れ、大坂の食い倒れきょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ

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