| 音読み | ブツ、モツ |
|---|---|
| 訓読み | もの |
| 表外読み | - |
| 画数 | 8画 |
| 部首 | うしへん |
尉物じょうもの
能楽などで用いられる老人の役(尉)に関する道具や衣装の総称。また、古びて味わいのある品物や、長い年月を経て価値が増した工芸品。
磯物いそもの
磯で採れる貝や海藻、魚などの海産物の総称。アワビ、サザエ、ウニ、ワカメなど。地域の食文化を支える新鮮な海の恵みのこと。
菓物くだもの
果実の総称。現在は「果物」と書くのが一般的だが、古くは菓子(水菓子)としての側面を強調してこう記した。植物の食用の実を指す言葉。
獲物えもの
狩猟や釣りによって捕らえた生き物。また、戦いによって手に入れた戦利品。転じて、努力の末に獲得した価値のあるものの例え。
乾物からもの
魚介類や野菜などを乾燥させて保存性を高めた食品。ひもの、わかめ、シイタケなど。日本の食文化を支える伝統的な保存食。
姦物かんぶつ
悪人。ずる賢くて油断のならない人物。表面上は取り繕っていても、裏で何らかの企みを持っているような一筋縄ではいかない人間を指す言葉。
干物からもの
魚や貝などを乾燥させて保存性を高めた食品。日光や風に当てて水分を抜くことで、独特の旨味が凝縮され、古くから親しまれている保存食。
器物うつわもの
生活に用いる道具や器などの総称。家具や什器、什物など、身の回りに置いて使用する具体的な物品を指して幅広く使われる。
傑物けつぶつ
才能や度量が人並み外れて優れている人物のこと。特に、困難な状況を打破する力強さや、他を圧倒する非凡な資資質を持つ者を称える際に使う。
個物こぶつ
哲学において、普遍的な概念に対して、現実に存在する個々の具体的な事物。抽象的な「花」ではなく、目の前にある「この赤い花」を指す概念。
貢物こうぶつ
服従の証や友好のために、上位の者へ差し出す金品や特産物。歴史的な国際関係や支配体系において、重要な役割を果たした贈答品のこと。
腰物こしもの
刀のこと。武士が腰に差して携帯する武器の総称。また、腰に付けて持ち歩く身の回りの品々。武家の誇りや日常の装備を象徴する言葉。
済物さいもつ
物資や金銭を施して、人々を助けること。慈善活動。困窮している者に必要なものを提供し、自立を支援する行為。博愛の精神に基づく行い。
札物ふだもの
お札の形をした物、あるいは特定の物品。また、江戸時代に流通した代替貨幣の総称。当時の複雑な経済システムの一端を担った道具のこと。
軸物じくもの
掛け軸に仕立てられた書画のこと。床の間に飾り、季節感や主人の趣向を表現する道具。日本家屋の空間美を演出する上で欠かせない、美術的な調度品。
謝物しゃもつ
感謝の気持ちを込めて贈る品物。謝礼品。言葉だけでなく、具体的な物をもって恩義に報いようとする日本の伝統的な贈答文化における呼称。
寂物さびもの
古びていて、渋みのある趣を持つ物。長年の使用や経年変化によって生まれた、独特の味わいや古色。骨董品などの美しさを称える語として使われる。
腫物しゅもつ
皮膚や内臓にできた、はれものやデキモノのこと。化膿や腫瘍を伴うことが多く、不快感や痛みの原因となる。早めの適切な処置が必要な。
什物じゅうもつ
家庭で日常的に用いる道具。また、寺院や組織に備え付けられた公的な備品。日常生活を支える大切な物品を一括して指す言葉。
庶物しょぶつ
世の中にある、ありとあらゆる物。多種多様な品々。自然界の万物や、人間の作り出した諸々の道具や資材を広く指す言葉である。
商物あきもの
商売の材料、あるいは売買する品物のこと。商品。江戸時代の文献等では、商売そのものや取引の対象を指して使われた。
抄物しょうもつ
室町時代から江戸時代にかけて、禅僧などが漢籍の講義内容を注釈とともに日本語で書き留めた書物のこと。当時の口語を知る資料。
埴物はにもの
粘土で作られた物の総称。また、特に土器や土細工のこと。古代の人々の生活や信仰を映し出す素朴な道具。貴重な考古学的な資料となる。
織物おりもの
縦糸と横糸を組み合わせて作られた布の総称。絹、綿、麻、ウールなど多様な素材があり、衣服やインテリアなどに幅広く使われる。
惣物そうぶつ
惣としての全体に関わる物。また、共有の財産。個人のものではなく、コミュニティ全体の利益や活動を支えるための実用的な物品。
挿物さしもの
武具などの部品を組み立て、差し合わせたもの。また、釘を使わずに木材を継ぎ合わせる伝統技法。職人の高度な技術を要する工芸品のこと。
俗物ぞくぶつ
高尚な教養や志を欠き、名声や金銭などの世俗的な利益のみを追い求める、卑しい人物。視野が狭く、通俗的な価値観に固執する人。
鋳物いもの
溶かした金属を鋳型に流し込んで製造した製品の総称。鉄鍋やエンジンの部品など、古くから人々の生活を支えてきた工業製品。
苧物まもの
麻の繊維で作られた製品の総称。特に麻布や麻糸、あるいはそれを用いた衣類などを指し、夏場の涼しい素材として古くから重宝されてきた。
漬物つけもの
野菜などを塩や糠、味噌などに漬け込んで発酵させた食品。保存性を高めるとともに、独特の旨味を生み出す日本の伝統的な食文化。
賭物のりもの
賭け事の景品、または賭けた対象の品物。勝負に勝った者が報酬として受け取る金品。また、昔の法制において処罰の対象となる賭博の証拠品。
陶物すえもの
陶磁器の古い呼称。特に、粘土を焼いて作った器や道具全般を指す。現代では歴史的な焼物や民俗的な工芸品を指す際に用いられる。
鈍物どんぶつ
頭の回転が遅く、理解力が乏しい人。また、のろまな人。機転が利かず、周囲の動きに付いていけない様子を揶揄する際に用いる語。
畑物はたもの
畑で収穫された農作物のこと。また、畑仕事に関する道具。大地の恵みを受けて育てられた、日常生活に不可欠な食料の数々を指す。
鉢物はちもの
鉢に植えられた植物、あるいは鉢ごと提供される料理のこと。園芸において、限られた空間で美を愛でる楽しみや、食卓の彩りを指す。
匹物ひきもの
同等の価値を持つ物。また、一対になる物の一つ。さらに、特定の数量や単位に相当する品物を指すこともある、実用的な数え方の語。
疋物ひきもの
一疋(二反分)を単位とする織物の総称。また、そのような単位で取引や贈答が行われる布地。布の量を示す、伝統的な商取引用語。
俵物たわらもの
江戸時代、俵に詰めて輸出された乾鮑や海草などの海産物の総称。長崎貿易の主要な品であり、当時の経済を支えた重要な輸出品。
敷物しきもの
床や地面に敷いて、座ったり寝たり、あるいは保護したりするための物の総称。畳、絨毯、ゴザ、シーツなど。生活空間を整える実用品。
物詣ぶっけい
神社や寺院に参拝すること。平安時代などの文学において、願掛けや物忌みのために寺社を訪れる様子を情緒豊かに表現する語。
物腰ものごし
言葉遣いや立ち居振る舞いに現れる、その人の雰囲気や態度。穏やかで洗練された様子を「柔らかい」と言い、人柄を表す重要な要素となる。
物騒ぶっそう
危険な感じがして、心が落ち着かないこと。泥棒や事件などが起こりそうで不安な様子や、世情が不安定で安心できない状態を指す言葉。
物販ぶっぱん
物品を販売すること。サービスや情報の提供ではなく、形のある商品を扱う商売。イベント会場などでのグッズ販売も指す。
物療ぶつりょう
物理療法の略称。温熱、電気、光線、マッサージなど、物理的なエネルギーを用いて機能回復や痛みの緩和を図るリハビリテーション。
尤物ゆうぶつ
並外れて優れたもの。また、非常に美しい女性の例え。他とは比較にならないほど際立っている存在を指し、称賛を込めて使われる言葉。
唯物ゆいぶつ
物質こそが世界の根本であり、精神も物質の産物であるとする考え方。科学的な観察を重視し、社会の発展を物質的な基盤から説明する。
陽物ようぶつ
男性の生殖器の呼称。また、陽の性質を持つものの象徴。自然界における能動的なエネルギーや、生成の力を体現する存在の称である。
履物はきもの
靴やサンダル、下駄、草履など、足に履く物の総称。足を守り、歩行を助けるための最も基本的な日用品。場所や用途で使い分ける。
檜物ひもの
檜の薄板を曲げて作った器の総称。曲げわっぱなどが代表的であり、伝統工芸品として、現在でも食器や道具として重宝される。
粮物ろうもつ
食べ物や生活物資のこと。特に、日常的な食事の材料や、長旅・遠征に備えて準備された食糧品を指す言葉として、古い文献などで用いられる語。
蠱物まじもの
まじないによって人に災いをもたらす物の怪や呪術的な道具。他人の不幸を願う陰湿な行為を指し、古くから恐れられてきた存在。
贖物あがもの
罪を償うために神仏へ供える物。また、金銭などを払って他人の手に渡った物を買い戻したもの。代替物としての捧げ物や、平和を取り戻すための対価。
逸物いちもつ
非常に優れた馬。また、優れた才能を持つ人。平凡な存在とは一線を画す、卓越した能力や品質を備えた対象を指す格調高い言葉。
開物成務かいぶつせいむ
格物究理かくぶつきゅうり
格物致知かくぶつちち
玩物喪志がんぶつそうし
事事物物じじぶつぶつ
人物月旦じんぶつげったん
致知格物ちちかくぶつ
天地万物てんちばんぶつ
薄物細故はくぶつさいこ
風雲人物ふううんじんぶつ
物我一体もつがいったい
物換星移ぶっかんせいい
物議騒然ぶつぎそうぜん
物見遊山ものみゆさん
物情騒然ぶつじょうそうぜん
物是人非ぶつぜじんぴ
物論囂囂ぶつろんごうごう
忘憂之物ぼうゆうのもの
万物一馬ばんぶついちば
万物逆旅ばんぶつのげきりょ
万物斉同ばんぶつせいどう
万物流転ばんぶつるてん
万物殷富ばんぶついんぷ
薬籠中物やくろうちゅうのもの
応機接物おうきせつもつ
いらぬ物も三年立てば用に立ついらぬものもさんねんたてばようにたつ
カイザルの物はカイザルにかいざるのものはかいざるに
カエサルの物はカエサルにかえさるのものはかえさるに
シーザーの物はシーザーにしーざーのものはしーざーに
ない物食おうないものくおう
はやり物は廃り物はやりものはすたりもの
ひだるい時にまずい物なしひだるいときにまずいものなし
ひもじい時にまずい物なしひもじいときにまずいものなし
阿堵物あとぶつ
安い物と化け物はないやすいものとばけものはない
安物買いの銭失いやすものかいのぜにうしない
一口物に頬焼くひとくちものにほおやく
奥歯に物が挟まったようおくばにものがはさまったよう
横の物を縦にもしないよこのものをたてにもしない
沖な物あておきなものあて
下戸と化け物はないげことばけものはない
化け物の正体見たり枯れ尾花ばけもののしょうたいみたりかれおばな
化け物も引っ込む時分ばけものもひっこむじぶん
歌物語の歌忘れうたものがたりのうたわすれ
我が物と思えば軽し笠の雪わがものとおもえばかるしかさのゆき
海の物とも山の物ともつかぬうみのものともやまのものともつかぬ
甘い物に蟻がつくあまいものにありがつく
気の利いた化け物は引っ込む時分きのきいたばけものはひっこむじぶん
泣く口は物食うなくくちはものくう
胸に一物むねにいちもつ
金が物言うかねがものいう
金は世界の回り物かねはせかいのまわりもの
金は天下の回り物かねはてんかのまわりもの
金は浮き物かねはうきもの
金は湧き物かねはわきもの
空き腹にまずい物なしすきばらにまずいものなし
喧嘩は降り物けんかはふりもの
見ぬ物清しみぬものきよし
見ぬ京の物語みぬきょうのものがたり
好きこそ物の上手なれすきこそもののじょうずなれ
好きな物に祟りなしすきなものにたたりなし
好物に祟りなしこうぶつにたたりなし
高みの見物たかみのけんぶつ
合わせ物は離れ物あわせものははなれもの
今度と化け物には行き会った事がないこんどとばけものにはいきあったことがない
残り物には福があるのこりものにはふくがある
姿は作り物すがたはつくりもの
旨い物は宵に食えうまいものはよいにくえ
旨い物は小人数うまいものはこにんずう
旨い物食わす人に油断すなうまいものくわすひとにゆだんすな
持ち物は主に似るもちものはぬしににる
自家薬籠中の物じかやくろうちゅうのもの
捨て物は拾い物すてものはひろいもの
若い時旅をせねば老いての物語がないわかいときたびをせねばおいてのものがたりがない
臭い物に蓋をするくさいものにふたをする
縦の物を横にもしないたてのものをよこにもしない
出物腫れ物、所嫌わずでものはれもの、ところきらわず
初物七十五日はつものしちじゅうごにち
書いた物が物を言うかいたものがものをいう
勝れて良き物は勝れて悪しすぐれてよきものはすぐれてあし
証文が物を言うしょうもんがものをいう
食い物と念仏は一口ずつくいものとねんぶつはひとくちずつ
人と入れ物は有り合わせひとといれものはありあわせ
人の物より自分の物ひとのものよりじぶんのもの物
人は万物の尺度なりひとはばんぶつのしゃくどなり
人間は万物の尺度にんげんはばんぶつのしゃくど
世は張り物よははりもの
世間は張り物せけんははりもの
世上物騒我が身息災せじょうぶっそうわがみそくさい
石の物言う世の中いしのものいうよのなか
先立つ物は金さきだつものはかね
銭あれば木物も面を返すぜにあればきぶつもつらをかえす
戴く物は夏も小袖いただくものはなつもこそで
貸した物は忘れぬが借りたものは忘れるかしたものはわすれぬがかりたものはわすれる
只より安い物はないただよりやすいものはない
只より高い物はないただよりたかいものはない
知らぬ京物語しらぬきょうものがたり
朝の果物は金あさのくだものはきん
長い物には巻かれろながいものにはまかれろ
漬物褒めれば嬶褒めるつけものほめればかかほめる
天、二物を与えずてん、にぶつをあたえず
天地は万物の逆旅てんちはばんぶつのげきりょ
二度聞いて一度物言えにどきいていちどものいえ
猫の額にある物を鼠が窺うねこのひたいにあるものをねずみがうかがう
年寄りの物忘れ、若者の無分別としよりのものわすれ、わかもののむふんべつ
嚢中の物を探るが如しのうちゅうのものをさぐるがごとし
売り物には花を飾れうりものにははなをかざれ
箱根からこっちに野暮と化け物はなしはこねからこっちにやぼとばけものはなし
箸より重い物を持ったことがないはしよりおもいものをもったことがない
眉唾物まゆつばもの
夫婦は合わせ物離れ物ふうふはあわせものはなれもの
怖い物見たさこわいものみたさ
腹に一物はらにいちもつ
物がなければ影ささずものがなければかげささず
物には始めあり終わりありものにははじめありおわりあり
物には時節ものにはじせつ
物ははずみものははずみ
物は言いなし事は聞きなしものはいいなしことはききなし
物は言いようものはいいよう
物は言い残せ、菜は食い残せものはいいのこせ、さいはくいのこせ
物は考えようものはかんがえよう
物は試しものはためし
物は祝いがらものはいわいがら
物は相談ものはそうだん
物も言いようで角が立つものもいいようでかどがたつ
物言う花ものいうはな
物言えば唇寒し秋の風ものいえばくちびるさむしあきのかぜ
物盛んなれば即ち衰うものさかんなればすなわちおとろう
忘憂の物ぼうゆうのもの
本来無一物ほんらいむいちもつ
無用の長物むようのちょうぶつ
名物に旨い物なしめいぶつにうまいものなし
命あっての物種いのちあってのものだね
目は口ほどに物を言うめはくちほどにものをいう
尤物ゆうぶつ
貰い物に苦情もらいものにくじょう
貰う物は夏も小袖もらうものはなつもこそで
薬籠中の物やくろうちゅうのもの
余り物には福があるあまりものにはふくがある
預かり物は半分の主あずかりものははんぶんのぬし
裸で物を落とした例なしはだかでものをおとしたためしなし
落とした物は拾い徳おとしたものはひろいどく
立ち物は転び物たちものはころびもの
恋の遺恨と食べ物の遺恨は恐ろしいこいのいこんとたべもののいこんはおそろしい
舅の物で相婿もてなすしゅうとのものであいむこもてなす
「物」の漢字が登場するレベル3 (小学3年生)のパズルに挑戦して、記憶に定着させましょう。
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